「ジャンプフェスタ2021 オンライン」イベントレポート

 2021年TVアニメ化が決定している原作:LINK・宵野コタローの『終末のハーレム』。12月20日(日)には「ジャンプフェスタ2021 オンライン」にて、“ジャンプスーパーステージ”『終末のハーレム』が開催され、本作の声優陣が登壇しました。

 出演者は、市川太一さん(水原怜人 役)、白石晴香さん(周防美来 役)、大地葉さん(龍造寺朱音 役)、山根綺さん(山田翠 役)。さらに、強力な助っ人として原作のLINK先生が、コールドスリープ装置を模したセットごしに出演しました。
 最初のコーナー「秀逸のハーレム」では、本作のストーリーと魅力が語られます。舞台は、男性の99.9%が死滅した世界。怜人たち生き残った5人の男性は、50億人の女性から“メイティング(子作り)”を求められます。いろいろと想像をかき立てられる「前代未聞のハーレム状態」に、女性陣もこぞって「ドキドキする」と興奮を抑えられない様子。エロティックな描写が「アニメでどう描かれるか楽しみ」と盛り上がっていました。

 「どんな発想からこの物語が生まれたのか」との質問を受けたLINK先生は、「これは現実にある話」として、ある動物ドキュメンタリー番組を見てアイデアが浮かんだと明かします。「インパラという動物は雄が20~30匹の雌を独占してハーレムを作るそうです。その話を聞いて衝撃を受け、人間に置き換えたら面白い話ができるんじゃないかなと考えたのが発想のタネの1つです」(LINK先生)。
 「何がでるかな?先取り!生アテレコ」のコーナーでは、各キャラクターの紹介を兼ね、用意された3つのセリフから1つを抽選して声優陣がその場で読み上げます。最初のキャラクター・美来は、怜人に女性たちをあてがうようなセリフが選ばれました。白石さんは、美来を「冷静で淡々としている」と評したとおり、「攻めた」セリフでありながらも粛々とミステリアスに読み上げます。

 朱音 役の大地さんがアテレコするのは、自らを「好きにしていい」と怜人を誘惑するセリフ。「お酒が好きな女の人を見るのが大好きだからそういう役がもらえて嬉しいです」と話す大地さんは、セクシーさを前面に出したアテレコで登壇者全員を虜に。それぞれ「ドキッとした」と大喜びでした。見た目とは裏腹に実は超優秀なボディガードの翠は、その二面性が表れたセリフを読み上げます。翠の冷徹さとほがらかさのギャップを演じ分けた山根さんには、大きな拍手が送られました。

 また、ナースの朱音とボディガードの翠は見た目と役職にギャップがあるのではないかと、LINK先生に質問が投げかけられる場面も。LINK先生によれば、最初は見た目通りの役職だったそうですが、「面白みに欠ける」と思ったそうで作画の宵野コタロー先生にキャラクターデザインをお願いする際、逆にしたとのことです。

 最後は、怜人 役の市川さん。その前に白石さんから「素敵な女性に囲まれる役ですが、どうですか?」と尋ねられます。市川さんは「作品が作品なのでドキドキはします。あまり私情が入らないように、頑張って怜人として演じていきたいと思います」と意気込みを語りました。その市川さんが読み上げるのは、怜人が幼なじみを強く想い、彼女としかメイティングしたくないというセリフ。怜人の誠実さをまっすぐに表現し、「本当に素敵な人。この人が主人公でよかった」と女性陣に絶賛されました。
 美来たち以外にも魅力的なキャラクターがたくさん登場する本作。「魅惑のキャラ ご指名ルーレット」のコーナーではルーレットで3人のキャラクターを紹介していきます。最初に紹介されたキャラクターは、土井翔太の専属担当官・神谷花蓮。「翔太を“男”にしていく」とのキャラクター紹介に、白石さんは「ちょっと意味深ですよね」と反応していました。2番目は、怜人の幼なじみの橘絵理沙。どこか美来と似ている容姿に、「ここがポイントになりそう」と、市川さんを始め声優陣も期待を膨らませます。そして、最後は翔太のクラスメイト・東堂晶。ナイスバディな人気キャラクターということで、翠 役の山根さんがLINK先生に「翠も晶みたいな魅力的な女性になれますか?」と直撃。LINK先生は「山根さんが演じるなら間違いないです」と太鼓判を押しました。
 続いては、ファンから募集した質問をLINK先生に答えてもらうコーナー。最初は「キャストの声を聴いたときの感想」について。「宵野先生とともにオーディションの声を聴かせていただき、私も宵野さんもこの4人の皆さんがいいと言ってそれが叶いました。原作のイメージをそのまま声にしてもらったと感じて、すごく嬉しく思っています」(LINK先生)。そして次の質問は、「原作の第2部はいつスタートするのか」。原作は6月に第1部の連載が完結し、第2部のスタートが心待ちにされています。一体、第2部はいつ始まるのでしょうか。「今、宵野先生と準備中ですので、2021年中にはいいお知らせができるんじゃないかと。『少年ジャンプ+』をご覧になって情報をチェックしていただければ嬉しいです」(LINK先生)

 次のコーナー「待ちきれない!『終末』へのカウントダウン」では、LINK先生がアニメ化を楽しみにしているシーンが紹介されます。選りすぐりのシーンがモニターに映し出されるのですが……「WARNING」のマークで隠され、まったく見えません! 実は、こちらは怜人が美来たちと温泉に入るシーンでした。なんとも心躍る場面ですが、詳細は原作を読んでいただくか、TVアニメ化をお待ちください! ちなみにLINKさんがこのシーンを選んだ理由は、「温泉が好きだから」とのこと。「エッチなのは苦手」と話していましたが、声優陣に思い切りツッコミを入れられ笑いを誘いました。

 さらに、ここでTVアニメのティザーPVが全世界最速で公開されました。声優陣が「かっこいい!」、「映画みたい!」と絶賛したPVは、現在、YouTubeで配信されていますので、ぜひご覧になってみてください。



 このほか、原作第1~3巻が2021年1月5日まで各電子書店にて無料で読めるキャンペーンが始まるとアナウンスされました。まだ読んでいないという方は、これを機会にぜひ『終末のハーレム』に触れてみてください。
 エンディングでは宵野先生からのメッセージも紹介されました。「放送ギリギリのラインを目指して、目でも耳でも余すことなくハーレムの世界を堪能出来ること、物凄く期待しています!」(宵野先生)。

 いよいよ始動したTVアニメ『終末のハーレム』。最後も、声優陣が作品とキャラクターの魅力をたっぷりアピールし、イベントは幕を閉じました。

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